こんにちは、みさき(@misakitokyo)です。
去年うつ病にかかり、半年〜1年かけて最近やっと元気になってきました🌱
今思うと、うつだった時の自分は、いかに仕事で成績をあげてそのリターンでもらえるインセンティブ(コミッション)を増やすかというお金のことにばかり気を取られていて、お金に支配されたマインドで生きていました。
うつ病は、終わりのないトンネルの中をずっと暗闇の中で走っているようで、どこに出口の灯りがあるのかもわからずに、
「もういっそ諦めてしまおう」
「これからどれだけ頑張り続ければ良いんだろう」
などともがき苦しみながらも、1ミリほどの治したいとう気持ちはまだあって
どうやったら治るのだろうかいろいろな方法を模索し続けていました。
リトリートに行って優しい心を持つ人たちに触れたり、何もない田舎の自然の中で自分を見つめ直す時間をもったり、自分が読んでいて心地いいと感じる本をたくさん読んだりと…
少しずつだけど、小さな一歩を毎日踏み出しながら、自分の心の声に寄り添って過ごしている中である気付きがありました。
それは趣味の大切さです。
- 心のエナジーは心に栄養を与えてあげないと満たされないこと
- 学校では遊びや趣味の大切さを教えてくれないけど、今からでも遅くない!
- 人生に対する自信や充実感は、一点集中ではなくいろいろなエリアからソースされる
- 上手いか下手かは関係なくて、好きかどうかが重要
うつ病の人に限らずどんな人にとっても、ストレスをケアしてあげたり、活き活きとした人生を送るためになぜ趣味が大切なのかをこの記事でお話ししていきますね✨
時間や我を忘れて没頭してしまう趣味はなんですか?

大人になった今、あなたは
「趣味はなんですか?」
と聞かれて、すぐに答えが思い浮かぶでしょうか。
ジム、ゴルフ、映画鑑賞なんかも良いですが、あなたが本当に好きなことはなんですか?
一度、自分の心に問いかけてみてください。
もちろん上にあげたのが心がワクワクして、あなたの魂が喜んでいるという感覚ならそれでOKです!
会社の接待のためとか、社会人としてのステータスとして「ゴルフ」をあげているとか、特にやることがなくて暇つぶしに「映画鑑賞」とか「YouTube」を観るとかだと、あなたの本当の趣味とは少しかけ離れていますので、一度そういった感情はクリアにして、自分とじっくり向き合ってみてください。
好きなことって、本当はあなたの”そと”にあるのではなく、実は”うち”にもうあるはずなんです。
イマイチよくわからないという方は、こちらの質問リストを参考に
- あなたが幼い頃によくしていた遊びはなんですか?
- 時間を忘れてついつい没頭してしまうことはありますか?
- 一人でやって充実感を得られる楽しいことはなんですか?
- 時間やお金の制限がなければ挑戦したいとずっと思っていることはありますか?
よく「趣味がないから欲しい」「趣味を探している」「趣味を決めたい」などという言葉を聞くのですが、好きなこというのはあなたの心がすでに知っているものなので、選択式で選ぶものはありません。
ただ、自分が何が好きかわからない方は、少しでも興味があることや、心が動くと感じられるものは、試してみる価値は大いにありますよ。
好きか嫌いかはやってみないとわからないですからね!
学校は親は教えてくれない、趣味の大切さ

私の場合、小さい頃からみんなと遊んだりゲームしたりするよりも、家にこもってずっとスケッチブックに絵を書くのが好きでした。
図工や工作は手先が器用じゃなくて得意じゃなかったけど、絵の授業や夏休みの絵の宿題は、ただ楽しくて時間を忘れて打ち込むタイプでした。
私は中学受験をするために小学4年の後半から塾に入り、それからは勉強一色の生活で、ピアノや書道の習い事を辞め、気付けば好きだった絵を描く時間もなくなっていきました。
田舎の全校生徒が140人しかいない小学校から、県外からも生徒が集まってくる1学年が250人の私立の中学校に入学すると、特技だと思って続けていたピアノや書道も、私よりはるかに上手な子達がいました。
それまで得意だとか上手いと思っていた自分が恥ずかしくなったのを覚えてます。
上手くなければ評価されないし、人よりできないのならとさらに私はそれまで楽しいと思っていたことからフェードアウトしていきます。
そんな中でも、勉強をすれば親に褒められるし、テスト勉強を頑張って良い成績をとれば学校でも一目置かれる。
学校では、勉強が評価の対象や物差しで、
小・中・高の間は、勉強がまるでこの世で一番大切なことで、勉強することがえらいことのようにも思っていました。
− それってちょっと、”仕事”の概念と似ていませんか?
なぜ大人になった今趣味が大切なの?
大人になると、会社で業績を上げることとか、最低でも1日8時間(通勤なども含めると10時間くらい)は仕事に費やすことになり、仕事が中心の生活になります。
サラリーマンとして仕事をしていると、自分の頑張りがお給料というお金で対価として支払われますね。
仕事を真剣に捉えている人ほど、業績が評価される仕事を頑張ってしまうでしょうし、会社の上司や社長にとって、あなたの私生活の充実度や素晴らしい趣味はお給料やボーナスの対象ではありませんよね。
いつの間にか、あなたのプライベートが蔑ろになってしまっている…なんてこと、ありませんか?
私はそうでした。
毎日毎日仕事や売上のことを考えて、家に帰ってくると疲れて寝るだけ。
土日はとにかく、一週間の疲れをとろうとダラダラしたり、月曜から始まる仕事のために休むことが優先。
私の心のエネルギーは、全て会社に吸い取られていったのです。
そんな時に私はある本に出会いました。
Finding Your Own North Star / しっくりくることだけやりなさいーあなただけの「幸せの北極星」の見つけ方

Martha Beckの”Finding Your Own North Star”(日本語『しっくりくることだけやりなさいーあなただけの「幸せの北極星」の見つけ方』)。
この本は、やりがいを感じられる仕事や天職がなにかわからない、自分の本当の人生の目的とは何かを、本の中にあるワークをしながら紐解いていき、本当の自分に出会い、自分だけの「幸せの北極星」を見つける本です。
この本の3章目”Getting to yes”(YESに近付く)では、
本当の自分が心から”Yes!”と言った時の経験を思い出しながら、エクササイズのブランクを埋めていく作業になります。
- 自分のエネルギーがみなぎってくるようなコトや人はなに?
- 時間を忘れてしまうほど打ち込んでしまうことはなに?
- 一番最近で我を忘れるほど夢中になってしまったコトや人はなに?
などの質問に自分に正直に答えます。
この賞のエクササイズで私は、
- 絵をまた描きたいし、習いたい
- 写真やビデオを撮って編集してる時は時間をいつも忘れて楽しかったなぁ
- 文章を書いたりコンテンツを作るのはワクワクする
- 彼のためにご飯を作ってあげるのが好き
- 自然の中でゆっくり過ごすのが心地良くて好き
といった答えが出てきました。
中には無意識だったものもあるので、自分の本質的な部分が求めているものに気付けてなかったのです。
文章を書いたり、写真やビデオを撮って編集するのも、時間を忘れて夢中になる大好きなことでしたが、会社員になってからはそんな時間がないと、
自分が楽しいことをすることから、自分らしくなれる瞬間や自分の楽しみを制限していたようにさえも思えました。
絵をまた描きたいという欲望に気付いてからすぐに、私は絵の具やブラシなどを買いに行き、YouTubeのチュートリアルや教科書を見ながら練習をし始めました。
絵の道具を買いに行くプロセスも、お手本を見ながら描くプロセスも、全て楽しくて、その他のことを全く考えないくらい夢中になっている自分がいて…✨
仕事の合間の休憩とか好きな時にマイペースにやっていますが、ストレスが発散されたり、クリエイティブ脳と言われている右脳が刺激されて、なんとも言えない達成感や、セラピューティックでとても気持ち良いです。
うつ、ストレスでカラカラになっていた私の心に、じんわりと暖かい潤いが拡がっていくような感覚でした。
多趣味が良い理由!自信と充実感はいろいろなエリアからソースされる

あなたは人生の充実度をなにで測りますか?
仕事、恋愛、家族、友達、健康、趣味…etc.
人生にはいろいろな要素やエリアがあります。
しかし、なにか一つだけ上手くいっていれば幸せな人生なのでしょうか?
お金があっても、恋人や家族と上手くいっていないかもしれない。
友達がたくさんいても、一人の時間にすることがなくてとても寂しく感じるかもしれない。
体は健康だけど、やりがいのある仕事に出会えていないかもしれない。
あなたがもし、あなたの人生の充実感を一つのエリアからだけ得ているとしたら…
- 恋人と幸せなので友達や仕事などその他のことはどうでも良い
- お金持ちになれれば良いので、自分の健康はかえりみない
- ジムに通って筋トレやダイエットに成功すれば自信がつく
など。
あなたがもし人生の一つのエリアのみに集中していたり、他の全てを犠牲にしているのだったら、それはちょっと危険信号です。
もし、恋人と別れたら人生終わりですか?
健康でなくなってしまって、仕事ができなくなってしまったらどうなりますか?
怪我をしてしまって、筋トレやダイエットができなくなったらあなたの魅力はなくなるのですか?
あなたの自信の根源が多数あれば、何かひとつが上手く行かなくなった時に、あなたのアイデンティティが失われたり、人生の楽しみや喜びが全て奪われるなんてことは無くなります。
ひとつだけできれば良いのではなく、オールラウンダーであること。
もし苦手なエリアがあっても、それは気付いて改善すればいいだけのことです。
人生長いので、少しずついろんなエリアをマスターしていけばいい。
ひとつのことだけにフォーカスするのではなく、人生のいろいろなエリアを自信や充実感のソースにすることで、より人生が豊かになります。
趣味も、あなたの人生を豊かにする要素の一つ!
そして、趣味の数や深さにリミットはありません。
だからこそ、一人の時間に楽しめる趣味があることや、上達することで得られる満足度に意味があるのではないかと私は考えます。
私は趣味の時間を意識的に持つようになってから、やっと心が満たされはじめました。心が満たされると、エネルギーが湧いてきて、更にいろんなことができるようになり、うつで真っ暗だった人生が、少しずつワクワクしてカラフルなものへと変わり始めたのです。
上手いか下手かではなく、好きかどうかのが重要
おはようバリ🌞🌴
この前のサーフィンの写真が届いたから載せる🏄🏻♀️
学生時代はずっと運動神経が悪いから、人より上手くないことは胸を張って趣味って言えなかった。いまはサーフィンもウェイクボードもクロスフィットもヨガもハイキングもなんでもやるよ‼️
上手いか下手かじゃなくて好きかどうか✨ pic.twitter.com/ORHNitU8Aj
— ミサキトーキョー (@misakitokyo) April 23, 2019
若かった頃や日本にいた頃は、上手くないことをあまり自信を持って周りに言えませんでした。
体育委員なのに成績表で5をもらえないほど運動神経が微妙すぎて、反射神経が鈍いからクラスのイケイケの子達が活躍しているドッジボールなんか大っ嫌いで、得意じゃなかったから運動が好きなんて思いもしなかったけど、
バスケット部だった私は、家で一人でシュートの自主練、寝る前の筋トレ、夏休みは午後4時になったら必ず山に走りにいくなど、一人でコツコツ運動するのは好きでした。
なので、周りからどう思われているかとか、人より上手くないからとかで”好きじゃない”って思い込んでしまっていたのは勿体無かったなぁと。
多分当時のクラスメイトとかが、わたしが今クロスフィットとかF45でトレーニングしてると知ったら、唖然だと思う(笑)
私はジムのクラスの中でも別に人より運動神経が良い訳ではないけど、人がどう思うかはもうどうでも良くなって、自分が気持ちいいとか楽しいと思うために運動しに行ってるので、周りの目は気にならなくなりました。

そして、この記事にちょくちょく入れている私の描いている絵、上手いかどうかでいったらなんとも言えないと思うんだけど
描いてて楽しいし、幸せだって感じるから、それが一番重要だと思っていて。
この歳になって思うのは
得意かどうかよりも、好きかどうかの方が大切で、理由は、好きじゃないと続かないから外からそれやっても意味ないとかそんなの簡単って言う人もいるけど、実際に結果出してる人は最終的に継続ができた人なはず
大抵の人は怖くて初めからやらないか、途中でギブするから
— ミサキトーキョー (@misakitokyo) April 13, 2019
この姿勢って、趣味だけではなく仕事の場面にも応用できると思っていて、
書いたりコンテンツを作ることを仕事にしている私は、
得意かどうかよりも、本当に好きかどうかの方が大切だと思っていて、その理由は好きじゃないと続かないから。
自分の心が”Yes”って言ってないことを、我慢して続けちゃうと、私みたいにうつになっちゃうから…。
好きだからこそ続けられるし、続けたその先に、成功とか成果が待っていると思っています💫
まずは1週間のうちの2時間だけ趣味の時間を作ってみよう!

The Artist’s Way(アーティスト・ウェイ)/ ずっとやりたかったことを、やりなさい
“The Artist’s Way”(アーティスト・ウェイ)「ずっとやりたかったことを、やりなさい」の著者ジュリア・キャメロンは、「アーティスト・デート」というワークを本で紹介しています。
アーティスト・デートとは、1週間に2時間ほど一人だけの時間を作って、ずっとやりたかったことをやる
例えば
- ずっと登りたかった山に登りに行く
- 行ってみたかったレストランに行ってみる
- 人生で本を書くのが夢だったので、書き始めてみる
- 自然が好きだから公園に行って本を読む
- 作ってみたかったあの料理を作って、盛り付けにもこだわってみる
などなど。
ジュリア・キャメロンは、全ての人は生まれながらにしてアーティストで、みんなクリエイティブだと言っています。
聞いだけだとピンと来ないかもしれませんが、アートの種類は人それぞれですよね!
音楽や絵はわかりやすいアートではありますが、食通な方なら、食べることだって立派なアート!
忙しさやお金を理由にして、ずっとやりたいと思っているから自分を遠のけてしまっていたり、楽しい人生を送ることに罪悪感を感じてはいませんか?
1週間のうちに2時間だけだったら趣味にコミットする時間なら探せそうですよね。
そして、お金がないのなら工夫をすればいいです。
習うのが高いなら、100均やリサイクルショップで道具を揃えて、YouTubeでチュートリアルを見ればいいですよね。
好きなことをやることこそが、あなたの理想の人生に近くための最短の近道です。
今日から意識して、趣味の時間を持ってみませんか?